剪定講習会「夏の庭の手入れ」
2022年08月23日
今年の7月に、馬見丘陵公園で開催された「夏の庭の手入れ」に行ってまいりました。
お伝えしたかったのは「能動的剪定」です。
剪定に関して、一般の方が考えるのは「木が伸びたから切る」です。
もっと言えば「木が伸びてしまったから、仕方がなく切る」とも言えます。
これは「受動的剪定」です。
そうではなくて、まず「その木をどうしたいのか?」という問いがあり、「今2mくらいあるけれど、1.5mくらいにしたい」とか、「とにかく鬱陶しいので透かしてスッキリしたい」あるいは「大きくしたいので今年は切らない」という方針があるべきです。
そして、その方針通りに剪定する、あるいは剪定しないということ。これが「能動的剪定」です。
そして、手法は「透かし剪定」です。枝抜き剪定とも言えます。植木屋さんの代表的な道具と思われている柄の長い刈り込みバサミは使いません。
これは参考写真ですが、剪定前のアラカシです。
剪定後です。
枝抜きだけで、実は大きさがほとんど変わっていません。
講習会に来られる方は、「自宅の木を自分で切りたい!」という方々です。
「ご自分の庭ですから、好きなように、そして楽しみながら、末長く庭と付き合ってください!」