剪定講習会「夏の庭の手入れ」
2022年08月23日
今年の7月に、馬見丘陵公園で開催された「夏の庭の手入れ」に行ってまいりました。
お伝えしたかったのは「能動的剪定」です。
剪定に関して、一般の方が考えるのは「木が伸びたから切る」です。
もっと言えば「木が伸びてしまったから、仕方がなく切る」とも言えます。
これは「受動的剪定」です。
そうではなくて、まず「その木をどうしたいのか?」という問いがあり、「今2mくらいあるけれど、1.5mくらいにしたい」とか、「とにかく鬱陶しいので透かしてスッキリしたい」あるいは「大きくしたいので今年は切らない」という方針があるべきです。
そして、その方針通りに剪定する、あるいは剪定しないということ。これが「能動的剪定」です。
そして、手法は「透かし剪定」です。枝抜き剪定とも言えます。植木屋さんの代表的な道具と思われている柄の長い刈り込みバサミは使いません。
これは参考写真ですが、剪定前のアラカシです。
剪定後です。
枝抜きだけで、実は大きさがほとんど変わっていません。
講習会に来られる方は、「自宅の木を自分で切りたい!」という方々です。
「ご自分の庭ですから、好きなように、そして楽しみながら、末長く庭と付き合ってください!」
庭の専門誌「庭NIWA246」(2022春)に掲載されました
2022年07月05日
奈良町で作庭した三つの庭が載りました。
カメラマンの目を通して見た庭が、自分で作庭した庭とは別物に見えました。
良い経験になりました。感謝です!
庭を語る会 第2回
2021年09月08日
庭を知り、庭をもっと楽しむための「庭を語る会」を開催致します。
内容 1)言語化しにくい庭の魅力
2)土屋作庭所の仕事(galerie瑲の庭)
庭の魅力を具体的に語ることはなかなか難しいものです。
その語りにくい魅力を石と緑という庭の2大要素から考えます。
日時 令和3年10月3日(日) 13:30〜15:00(13時から受付)
場所 galerie瑲 (幡・INOUE)奈良市中登美ケ丘2-1984-31
会費 500円
galerie瑲
日本の伝統と現代を融合した店舗兼住宅として平成13年7月竣工。 設計は秩父治征氏。 土屋作庭所は平成26年から庭のリフォーム、維持管理をしています。
申込み、問い合わせは 「土屋作庭所」 まで
駐車場は5台です。車でお越しの方は申込み時にお申し出ください。 近隣に有料駐車場がないため、数を超える場合はバスのご利用をお願いします。
近鉄奈良線、学園前駅 北口1,2,3のりばから「登美ヶ丘三丁目」に停車するバスをご利用ください。
乗車時間は約10分。バス停から徒歩5分です。
「庭を語る会」は年2回、春秋に開催いたします。 次回は次のように予定しています。
日時 令和4年4月17日(日)
場所 未定
内容 緑の質について・土屋作庭所の仕事
詳細は当HPにて3月からご案内致します。